Xojo日本語ブログ

マルチプラットフォーム対応アプリが開発できるXojoのブログです。

シチズンデベロッパーが注意したい4つのこと

シチズンデベロッパーとしてツールを作る楽しさを覚えると、これまであったすべての業務を自動化したくなります。それはとても素晴らしいことなのですが、闇雲にツールを作っていくと徐々に問題が顕在化していきます。

今回はそんなよくある問題について紹介します。

コードが散在

スクリプトが入ったフォルダを開けると、たくさんのコードがごちゃっと存在してしまってどれが正しいのか、どれが使えるのか分からなくなってしまったという話を良く聞きます。場当たり的に作ってしまうとそうなりがちです。

システム開発並に緻密な計画はいりませんが、せめて「作り中」「利用可能」「利用不可」くらいのフォルダは作って分類しておくのが良いでしょう。また、利用可能なものについては自分用にツールの目的や使い方をメモしておいても良いかと思います。使っている期間はいいのですが、しばらく使わなくなると利用法をすっかり忘れてしまうと言ったことも多々あります。そうならないための自分用メモです。

不当なアクセス

スクリプトで自動化すると、システムに対して過剰な負荷を与えてしまうことが多々あります。その結果としてシステム部門に迷惑をかけたり、場合によっては他社に損害を与える可能性もあります。特に他部署、他社のデータに触れる際には注意が必要です。

外部のWebサイトにアクセスしてデータを取ってくる、いわゆるスクレイピングと呼ばれる行為は過剰に行うと法的に罰せられたり、訴えられる可能性があります。また、そもそもスクレイピングを禁止しているサービスも数多く存在します。

不用意な更新によって動作しなくなるリスク

徐々にメンテナンスしていって、ある日突然動かなくなってしまうことがあります。元に戻せれば良いのですが、すでに何日も経ってしまっているとどこを更新したかも覚えていないでしょう。そうした事態を防ぐために使えるのがバージョン管理やバックアップです。

よくあるバックアップはファイル名に日付をつけて別名で保存しておくというものですが、ファイルが増えていくと管理が煩雑になってしまいます。早い段階でバージョン管理を使えるようになるのがお勧めです。

自作ツールの巨大化

徐々にメンテナンスしていくと、いつの間にか巨大な超大作ができあがってしまうことがあります。ツールは大きければ大きいほど、全体の把握が難しくなったり、メンテナンスしづらくなります。それを防ぐためには一つのツールは一つの課題を解決するというシンプルさを維持することです。

一つのツールに集約されているのは良いことのように感じられますが、一つの業務の中では幾つかの機能しか使わないはずです。ツールはなるべくシンプルに維持されているのがベストです。


最初からバージョン管理したり、リスクを恐れる必要はありませんが、徐々にそういった運用面も整備していくと良いでしょう。バックアップについてはなるべく早い段階から考えていくべきで、ミスをリカバリーできる仕組みは整えておきましょう。

また、自動化による既存システムへ高負荷を与えてしまう可能性や、メール配信自動化による誤作動などは取り返しがつかないミスに発展する可能性がありますので、最初はなるべく避けた方が良いでしょう。

Xojoについて言えば、ProライセンスからXML(テキスト)ベースでのプロジェクト出力が行えます。それによってソースコードバージョン管理システムで管理するのが容易になり、間違った更新があっても差し戻せるようになります。

ネットワーク操作などの不備についてはデバッグ機能によって書いたコードをステップを踏みながら順番にテストできます。そのため、思わぬ繰り返し処理などが発生しても発見しやすくなっています。

ツールの巨大化についてはXojo自身の仕組みで防げる訳ではありませんが、プロジェクト全体の見通しはつきやすいようになっています。ある程度大きなプロジェクトであってもどの部分を修正すれば良いかといったことはすぐに分かるはずです。